長期の留学生の受け入れは?


留学生を受け入れる期間が短期か長期かによっても
対応が変わってくる
〈長期の留学生〉

留学生を長期受け入れるとなると、お互いに生活していく中での事ですから、料理も普段通りの食事を家族と一緒に食べてもらうということになるでしょう。
日本人でも毎日寿司を食べているわけでもありません。普段食べる豆腐や納豆を知ってもらうには長期の留学生がいいかもしれませんね。日本でも、朝の食事スタイルは家庭よって違うので、すべての留学生が朝に味噌汁や納豆のご飯に焼き魚の食事を食べることになるとは限りませんが、私の中では、普段の暮らしのなかで、味噌汁を食べることは結構ありますから、長期滞在の留学生には味わってもらいたい味です。しかし、自分の思いと、留学生の思いが同じとは限らないので、自分の思いが押しつけにならないように気をつける必要も出てきます。
長期間一緒に過ごすことになるので、お互いの意思確認はマメにした方がいいと言われています。日本にいるのだから、日本の生活に合わせてもらうと言うように硬くなにならないで、たまには留学生が住んでいた場所で、日頃ハンバーガ―を食べていたのなら、普段の生活に近いものが食べることが出来るファーストフードの店に行って、懐かしい雰囲気を味わってもらうことも必要かもしれません。と、言うことを考えたのも、それまでの経験があったからこのようにした方がいいかも…って思えたのかもしれません。

中学生の家庭科の授業で、アメリカの学生さんが日本の授業を見学すると言うのがありました。家庭科では、味噌汁を試食してもらったのですが、好みは結構別れましたね。
あちらの文化では意見をハッキリ言うのが普通なので、まずいものはまずい。美味しいものは美味しいとハッキリ言うのですね。好き、嫌いとか。まずいといったら、悪いかも…。なんて、気を使うコメントはないのです。一人の子が、あからさまに嫌な顔をして、「Like Fish….」といって、苦手とは言っていなかったですが、表情が明らかに苦手…って表情でした。向こうには魚の出汁ってないのかな?
日本ではかつお出汁って色んな料理に使っていて、当たり前すぎてそれが魚の出汁だという事すら忘れてしまうそうなんですけど。
そう言われて、そうか、日本人になじみのある味噌汁の出汁の味は、留学生の子にとって、必ずしも美味しいものではないのだなということを、感じましたし、気を使ってまずいものを美味しいと言わない文化なのだということも、そこで知りました。

なので、自分が留学生を受け入れるのであれば、押しつけではなく、留学生の好みも聞いたうえで、寄り添える部分は寄り添って過ごすことが出来たらいいなと思います。 こちらの譲れない部分もきちんと伝えつつ、家庭の方針も伝えて、留学生が慣れない場所でなるべくストレスのない生活が出来るようにサポート出来たらいいなと思うのです。




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留学生と一緒にご飯を食べることになった時のこと
留学生を受け入れる期間が短期か長期かによっても対応が変わってくる〈短期の留学生〉
留学生を受け入れる期間が短期か長期かによっても対応が変わってくる〈長期の留学生〉
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〜留学生を迎えるにはどんな心構えがいるのだろう〜



        
いつかは留学生を受け入れたい私